2019年2月17日

【腐敗死】養護施設の看護師7人を入所者への虐待で起訴

養護施設で入所者が「腐敗死」、看護師らを起訴 米オハイオ州
2/15(金)
https://www.cnn.co.jp/usa/35132797.html

(CNN) 米オハイオ州の司法当局は14日、州内の養護施設で看護師として働いていた7人について、入所者2人を虐待した罪で起訴したことを明らかにした。入所者の1人は、体にできた傷が壊疽(えそ)を起こしたまま放置され、文字通り「腐敗して死に至った」という。 
起訴されたのは同州コロンバスの養護施設で勤務する看護師と、2017年時点で勤務していた元看護師ら7人。過失致死や入所者に対する看護の放棄(ネグレクト)など34の罪に問われている。
被害に遭った入所者の男性は17年2月にできた傷が壊疽を起こし、それがもとで翌月の5日に敗血症にかかって死亡した。
もう1人の女性の入所者は、不適切な看護の結果、身体的な危害を被ったとしている。女性の医療記録には、看護師らによって虚偽の情報と偽の署名とが記入されていた。
施設側は、問題が発覚した当初から警察の捜査に協力してきたと説明。施設の広報担当者はCNNに対し、当該の入所者の記録を改ざんしたとして当時の看護師4人を直ちに解雇したと述べた。
一方で、男性入所者の死亡の原因が看護師らにあるとする見方は強く否定。「当時の様々な状況が明らかになれば、男性の死因が看護に関係したものでなかったことが分かるはずだ」と主張した。


敗血症とは、生命を脅かす感染に対する生体反応です。組織障害や臓器障害をきたすため、集中治療室(ICU)での全身管理および治療が必要になります。ショックや著しい臓器障害をきたす場合は死に至る場合もあります。

感染が敗血症の原因です。感染は細菌(病原体)が繁殖したときにおこります。すなわち、体の中に細菌(病原体)は繁殖し、組織や臓器を障害し、敗血症を引き起こします。敗血症はたいてい、肺の感染症(肺炎)、尿路感染症(腎臓)、皮膚および腸管の感染と関係しています。ブドウ球菌や大腸菌、いくつかの連鎖球菌が敗血症を引き起こす主な細菌です。