2023年4月13日

沖縄県民は長寿というのは本当か? ど素人が考える沖縄の寿命や人口など 前編

 Yahooで面白い記事をみた

長寿県・沖縄に異変が起きている?その“食文化”と平均寿命の歴史

概要は

沖縄県の平均寿命が、男性は1975年に10位であったが、1985年には1位となり、その後急落して前回の調査では36位であったことがわかった。女性は30年間調査で1位であったが、前回の調査では7位に下がり、今回は16位であった。沖縄県の人々は長寿であると知られているが、実際には若者の寿命が短く、平均余命は75歳男性が全国2位、女性は1位である反面、20歳と40歳では平均寿命と同じ43位や15位であることが分かっている。つまり、沖縄県では若者が平均寿命を下げているということになる。

沖縄県が実施した「県民の健康・栄養調査」の結果、20歳以上の肥満率が男性41.6%、女性24.8%で、全国平均を上回っていることが分かった。野菜の摂取量も全国平均よりも少なく、肉が中心となっており、アルコールの消費量も多いという。また、このような食生活が働き盛りの30代から50代の平均寿命の短さと関連している可能性がある

沖縄県は、2040年に男女とも平均寿命日本一を目指している。また、飲酒については「節度ある適度な飲酒を」呼びかけている。新型コロナ感染拡大により、自宅で食事をすることが増え、外食文化が変化した。

これに対して あるコメントが気になった
沖縄県民が長寿である前提に疑問を投げかけていていて

要は 
・戦前の合計特殊出生率が3.86で46位なのは不自然では?
・乳幼児の死亡数を勘案されていないのではない?
というもの




私も気になったので調べてみた

平均寿命

年 性別 ランク
1923  男 2位 女 1位
1928  男 15位 女 1位
1935  男 15位 女 2位
(データ無)
1980  男   1位 女 1位
2020  男 43位 女 16位

沖縄は 昔は長寿県だね 今はそうでもないか?


合計特殊出生率

年 出生率 順位
1925 3.86 46位
1930 3.71 44位
(データ無)
1980 2.38 1位
2010 1.87 1位

戦前の沖縄は 子沢山のイメージと違うね
このデータが正しいものとすると 沖縄以外の地域で急激に出生率が下がった事により、沖縄が相対的にランキングが上昇した
っとも考えられる



出生力と家族にみる沖縄(沢田佳世)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/67/4/67_400/_pdf
によると
沖縄の人口は 1920年から1944年まで 約60万人で横ばい





「出生力と家族にみる沖縄」では戦後(米国支配下)の人口増加についてふれているが、それ以前の人口が横ばいである事には触れていない

日本全体の人口推移は
1920(大正9年) 55,963,053
1940(昭和15年) 73,075,071 約30%増加している

沖縄は 人口が横ばいなのだ
出生率 ブビーグループ  平均寿命トップクラス ではそうなるのだろうか?
子供は生まれないが なかなか死なない 沖縄県の人口は横ばい

お隣 鹿児島県は1920(大正9年)140万人から 1940(昭和15年)160万人になっている


ここで 出生率の人口増加について考える

人口を維持するために必要な出生率は、一般的に2.1程度とされているようだ、平均寿命が短い(病気等で亡くなるリスク) 昭和初期においては 3.7~3.8であっても人口は横ばいになるという事か?

子を産める年代は 15歳~35(40)歳程度であり それ以上の年齢の女性が多くても出生率には寄与しないはずだ、、、寿命と直接的には関係しない?


ソテツ地獄

大正末期から昭和初期にかけて、沖縄県が直面した経済的な苦境を表す言葉で「ソテツ地獄」というものがある
当時、主食であるサツマイモや米を確保できず、猛毒を含むソテツを常食とする状況まで陥っていました。
第一次世界大戦後の恐慌による世界的不況は、全国に大きな打撃を与えましたが、沖縄県で深刻な状況になった。
沖縄県の基幹産業である糖業(サトウキビ)が不振に陥り、移民・出稼ぎ者が増えた。
金融機関の倒産も相次いで発生しました。このような状況が改善されることなく沖縄戦)を迎えることにななった。


ソテツ地獄のさ中 それでも沖縄長寿県だった? ← やや疑問
ソテツ地獄のさ中 だから出生率が最下位グループ? ←違和感なし

なんだか わからなくなったよw


移民・出稼ぎ者が増えると 平均寿命が伸びるのか?
移民・出稼ぎ者が増えると 出生率はどう変わる?← 若者が減るから出生率も減る?

移民の世紀
http://rca.open.ed.jp/city-2001/emigration/cont/e_1b.html
によると

戦前の1899年(明治32)から1941年(昭和16)までの43年間の移民統計をみると、沖縄県の出移民数は7万2,227人

とある また

 

1940年(昭和15)の県民人口で海外に住む移民人口を割った出移民率は、10パーセント 
  

ともある 

沖縄県人はもともと長寿なのか 単なる統計的なものなのか??
よくわからんな、、、もう少し 色々調べて 続編を書く!


戦前の合計特殊出生率が3.86で46位が正しいのか?
それに伴う 平均寿命の疑問も、、

という
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