2023年3月4日

動画 手ぶれ補正ソフトについて (1)



手ぶれ補正ソフトには、以下のような代表的なものがあります。

Adobe Premiere Pro Adobe Premiere Proは、ビデオ編集ソフトウェアで、手ぶれ補正機能を備えています。映像をトラックして手ぶれを補正する方法や、プラグインを使用してより効果的な手ぶれ補正を行う方法があります。


Final Cut Pro Final Cut Proは、Mac用のビデオ編集ソフトウェアで、手ぶれ補正機能を備えています。モーショントラッキングによる手ぶれ補正や、プラグインを使用した手ぶれ補正などが可能です。


DaVinci Resolve DaVinci Resolveは、ビデオ編集・カラーグレーディングソフトウェアで、手ぶれ補正機能を備えています。映像をトラックして手ぶれを補正する方法や、スタビライズやスムーズ化などの手ぶれ補正方法があります。


Warp stabilizer (Adobe After Effects) Warp stabilizerは、Adobe After Effectsに搭載されたプラグインで、手ぶれ補正機能を備えています。映像をトラックして手ぶれを補正する方法や、プラグインの設定を調整して手ぶれを補正する方法があります。

これらの手ぶれ補正ソフトは、それぞれ機能や使い勝手に違いがあるため、目的に合わせて選択することが重要です。




Adobe Premiere Pro



Adobe Premiere Proは、動画編集ソフトウェアの一つで、映像や音声の編集を行うことができます。主に映像制作現場やYouTuberなどの動画制作者に使われています。

Adobe Premiere Proは、ビデオ編集に必要な多数の機能を備えています。例えば、ビデオのトリミングやスピード調整、音声トラックの編集、カラーグレーディング、タイトルや字幕の追加などが可能です。また、Adobe Creative Cloudに加入することで、他のAdobe製品との連携も可能です。

Adobe Premiere Proは、高度な編集作業にも対応しています。例えば、マルチカメラ編集機能を使って、複数のカメラで同時に撮影された映像を切り替えながら編集することができます。また、After Effectsとの連携によって、VFXやアニメーションなどの高度な映像処理も行うことができます。

Adobe Premiere Proは、WindowsやmacOSなどのパソコンで利用することができます。基本的に有料ソフトウェアですが、Adobe Creative Cloudに加入することで、月額課金による利用が可能です。また、初心者向けの無料チュートリアルなどが豊富に用意されており、初めて利用する人でも比較的簡単に操作することができます。



DaVinci Resolve


DaVinci Resolve 18は、ビデオ編集・カラーグレーディング・オーディオ編集などができる統合型の映像編集ソフトウェアです。Blackmagic Designが開発しています。DaVinci Resolveは、Hollywood映画の編集やポストプロダクションで広く使われていることで知られています。

DaVinci Resolve 18では、パフォーマンスの向上や新しい編集機能の追加がなされています。例えば、GPUの使用率が向上し、高解像度映像でもスムーズなプレビューが可能になりました。また、AI技術を使ったスーパーズーム機能や、自然言語処理による音声トランスクリプション機能が追加されました。

DaVinci Resolve 18では、映像編集に必要な機能が豊富に備わっています。例えば、映像・音声のトリミングやカット、トランジションの追加、タイトルや字幕の編集、音声編集機能などがあります。また、スタビライズ機能によって手ぶれを補正することもできます。

DaVinci Resolve 18には、カラーグレーディング機能も搭載されています。多数のカラーコレクションツールやルックアップテーブル(LUT)を利用して、映像の色調補正や調整が行えます。また、リアルタイムでプレビューを行いながら、カラーグレーディングを行うことができます。

DaVinci Resolve 18は、Windows、macOS、Linuxで利用することができます。基本的には無料版と有料版の2つがあり、無料版でも基本的な機能を利用することができます。有料版には、より高度な機能が追加されています。ただし、機能が多彩なため、初心者にとっては学習コストが高いと言われています。

Adobe After Effects Warp stabilizer



Adobe After Effectsには、映像の手ブレ補正機能として「Warp Stabilizer」があります。Warp Stabilizerは、映像の手ブレを自動的に補正することができる機能であり、映像の安定感を高めることができます。

Warp Stabilizerは、映像の手ブレを自動的に検出し、その補正を行います。具体的には、映像の動きを解析して、手ブレの原因となる要素を特定し、それを補正することで映像の安定感を向上させます。この補正には、画像の歪曲や拡大縮小などが利用され、映像が自然な見栄えになるように補正されます。

Warp Stabilizerは、補正の程度を細かく調整することも可能です。例えば、補正強度や補正対象範囲、歪みの程度などを細かく調整できます。また、映像にカットを入れた際にも自然な補正を行うことができ、映像の安定感を保つことができます。

Warp Stabilizerは、Adobe After Effectsの他にも、Adobe Premiere Proでも利用することができます。映像の手ブレ補正が必要な場合は、Warp Stabilizerを利用して映像の安定感を向上させることができます。ただし、補正の強度や範囲によっては、映像に不自然な見え方がすることがあるため、注意が必要です。