2019年2月4日

厚労省 介護医療院が100施設を超えたが、13都府県は未開設。

介護医療院について 平成30年4月より創設されることとなった「介護医療院」は、長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とし、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の医療機能と「生活施設」としての機能とを兼ね備えた施設です。 介護医療院が100施設超、厚労省公表 13都府県は未開設 2019年02月04日 https://www.cbnews.jp/news/entry/20190204134703
2018年12月末時点の介護医療院の数は計113施設で、初めて100施設を超えたことが、厚生労働省の集計結果で明らかになった。3カ月前の前回の集計時よりも50施設増加。都道府県別では、6県で介護医療院への転換が進んだが、13都府県では未開設の状況だ。 介護医療院は、医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者の「受け皿」として18年4月に創設された新たな介護保険施設。介護療養病床(機能強化型)相当の「I型」と、老人保健施設相当以上の「II型」に類型化される。  全国にある計113施設のうち、「I型」は68施設、「II型」は43施設、これらの混合が2施設だった。転換元で最も多いのは、介護療養病床(病院)の66施設で、これに介護療養型老人保健施設の27施設、18年度診療報酬改定後の療養病棟入院料1、または同2を算定している医療療養病床の21施設などと続いた。  都道府県別に見ると、10施設ある北海道が最も多く、以下は山口(9施設)、富山(8施設)などの順。一方、東京や神奈川、千葉、京都など13都府県ではいまだに開設されていなかった (略) 18年12月末時点の介護医療院のベッド数は計7414床で、3カ月前よりも1.6倍余りに増えた。類型別では、「I型」が4672床、「II型」が2742床。都道府県別の最多は、北海道の606床。以下は富山(564床)、山口(562床)、広島(532床)などと続いた。

介護医療院のメリット


・介護医療院は医師が配置されているため、介護と同時に医療のケア(喀痰吸引・経管栄養などが)が入所。重度の利用者を受けられることが最大の特徴。
・一般に 病院に併設されている事が多いため、容体が悪化しても、すぐに関連病院に受け入れてもらえる。
 ・理学療法士や作業療法士などのリハビリテーションスタッフが配置され、リハビリを受けることもできます。

 介護医療院のデメリット 



・介護保険サービスの利用者負担金だけでなく、食費・居住費がかかります。
 ・入所が長引けば費用の合計が高額になることがある。
 ・完全な個室ではない、その点は病院と類似。