厚生労働省の推計によると、
団塊の世代が75歳以上になる2025年には約38万人の介護職員が不足するとの事介護業界の人材不足は大きな課題になってますね。
その対応策として、政府は介護ロボットの導入・やAI(人工知能)を介護に活用する動きが2017年6月「未来投資戦略2017」により加速!
その流れですね
AIが介護に助言 認知症患者のデータ集め分析 県が実証事業
2019/1/31 神戸新聞NEXT
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0012024601.shtml
認知症患者の在宅生活を支えようと、兵庫県は2019年度から、IoT(モノのインターネット)技術を使って患者と周辺環境の情報を集め、人工知能(AI)で分析して介護者に助言する仕組みの実証事業を始める。患者の状態を常時把握できるため、介護者や家族による適切なケアにつなげることができ、在宅介護現場の負担軽減が期待される。在宅での本格的な実証実験は全国的に例がないという。
患者には心拍数や体温、血圧などを感知するセンサーを付けた衣服や、睡眠時間や室温などを計測する端末をベッドなどに取り付けて生活してもらう。
センサーや端末からは、ネットを介してデータが自動的に専用サーバーに送信される。情報を受け取ったAIは、患者に妄想や暴力的な言動などの認知症症状が出る場面で情報を分析。介護者や家族に対し「不安感が高まっている。話し掛けてあげて」などのアドバイスを送る仕組みだ。
上記報道によると
患者の症状が出る前に原因などを取り除くことで、家族や介護職員の負担を軽減できる。との事ですね すごいですね!
今後は、人に替わり多くの作業をAIが担う時代がやってくるでしょう。
ただし AI導入には多額の費用が必要となるため、補助金制度の利用枠の拡大など環境が整うことを期待したいです。
「未来投資戦略2017」を閣議決定(内閣官房)
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/
政府はこのほど、新たな成長戦略となる「未来投資戦略2017-Society 5.0の実現に向けた改革」を閣議決定した。
未来投資戦略では、IoT、ビッグデータ、人工知能(AI)などを産業や生活に取り入れることで、さまざまな社会問題を解決する超スマート社会「Society5.0」の実現を目指すとしており、「健康寿命の延伸」「移動革命の実現」「サプライチェーンの次世代化」「快適なインフラ・まちづくり」「フィンテック(ITを活用した新たな金融サービス)」の5つを「Society5.0」の実現に向けた戦略分野として掲げている