2021年7月27日

ユネスコ 奄美大島と徳之島、沖縄本島北部と西表島の4つの地域を、世界自然遺産に登録!のメリットって何??

こんにちは 週末お散歩写真家です。

ユネスコの世界遺産委員会は、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島の4つの地域を、新たに世界自然遺産に登録するよう決定した!

これが沖縄県民にとってどう影響するのか?よく分らないので そのあたり
メリット・デメリットを個人的な視点で調べてみた



まずは、世界自然遺産とは.?

1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」により、人類にとって現在だけでなく、次世代にも共有されるべき価値を持つ「世界遺産」が登録されるようになりました。. 世界遺産には、大きく分けて「文化遺産」と「自然遺産」があり、自然遺産に登録されるためには「自然美」「地形・地質」「生態系」「生物多様性」いずれかの基準を満たす必要があります。

との事です



ユネスコ 世界自然遺産に登録!のメリットって何??


世界自然遺産登録 奄美大島 徳之島 沖縄本島北部など
NHK 2021年7月26日
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/64410.html


ユネスコの世界遺産委員会は、鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などを世界自然遺産に登録しました。

新たな世界遺産を決めるユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会は、日本時間の26日午後6時半すぎからオンライン形式で審議を行い、鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などを、新たに世界自然遺産に登録しました。

奄美大島と徳之島、それに沖縄本島北部と西表島にあるおよそ4万3000ヘクタールの森林などについて、政府は「アマミノクロウサギ」や「ヤンバルクイナ」、「イリオモテヤマネコ」といった固有の生き物が生息し、生物の多様性が残る貴重な地域だとして、世界自然遺産への登録を目指してきました

国内の世界自然遺産はこれで5件目になります。


沖縄県 玉城知事「持続可能な地域づくりに取り組んでいく」

沖縄県内では、候補地となっている、国頭村など県内4か所で、ユネスコ=国連教育科学文化機関の世界遺産委員会の審議の様子をオンラインで見守りました。

このうち、沖縄県庁では、玉城知事や県の幹部が集まり、登録が決まった瞬間、一斉に拍手を送って喜び合いました。

そして、玉城知事が「希少な固有種が数多く生息・生育する自然環境が非常に豊かな地域であり、登録基準である『生物多様性』に関する顕著な普遍的価値が認められ本当に喜ばしいことだ。この貴重な自然環境を百年、千年後の子々孫々に引き継いでいくため、引き続き、国、鹿児島県や地元町村と連携し、世界自然遺産にふさわしい持続可能な地域づくりに取り組んでいく」と決意を述べました。

このあと、東京の環境省や鹿児島県、それに沖縄県内4つの会場で同時に登録を祝うくす玉が割られ、喜びを分かち合いました。

関係者の皆さんは 一応に喜んでいるようですね

メッリトについて

世界自然遺産に登録のメリット


・国と国際社会に世界遺産を保護する義務と責任が生じるため、国等から色々な援助が得られる

但し、ユネスコ(国連教育科学文化機関)からの補助金などはない。
また 国の補助金等に関しての規定はない、世界自然遺産を破壊した場合の罰則規定もない。

・観光による経済効果

鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島地域への入域者(観光客)の増加が見込まれる。
但し。富士山も世界遺産に登録された後に一時的に増加したもの登山客数は微増(ほぼ変化なし)その為に経済効果は期待できないのかもしれない。

地域の誇り

世界遺産に登録されるという地域住民の誇りを得るのは確実かもしれない。
また 今まで興味の無かった地元民の意識変化ではあるでしょうね。





世界自然遺産に登録のデメリット


・国及び文化庁の介入により、自然遺産継続の為のルールが増える


一部の土地(個人所有)の利用が制限される 生活のだが許可なくいじれなくなるなど、生活に一部制限が生じる場合がある。


入域客・観光客増加による環境破壊

まぁ 観光客が増えすぎると 環境が破壊されるのは明白ですが、、上記の様に一時的にはブームとなるが、長期的な視点に立つと意外と増えないのではないか?と個人的には思ってますが、、

一定以上の観光客が増えた場合 
観光業が主体となり、農業やそのた産業を圧迫するのではないか?
現在の沖縄の主な産業が観光であるので、それが更に加速される??
 観光地化することで 逆に観光資源を失う事も、、



何事にも メリット・デメリットがありますね、、



沖縄タイムスの考える問題点

<社説>沖縄奄美 世界遺産に 課題解決への出発点に
2021年7月27日
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1362423.html

世界遺産登録地域の最大の環境保全策は登録地域と隣り合わせの米軍施設の全面返還であり、訓練や新基地建設の中止と共に求める。
 許容量を超えた観光客が押し寄せるオーバーツーリズムも懸念される。自然が荒らされ、消失する事態となれば元も子もない。水の都、イタリアのベネチアは1987年に世界遺産に認定された後、世界中から観光客が殺到し、「危機遺産」指定を勧告された。日本でも世界遺産の富士山で、ごみ投棄問題などが浮上する。問題が解決しなければ、登録リストから抹消される。
 2020年に県希少野生動植物保護条例が施行され、西表島では入島数の上限を年間33万人に設定する。やんばる地域では登録地への立ち入りに認定ガイドの同伴を求める。これらの周知と実効性を高めることが重要だ。
 受け入れる側の努力だけでは成り立たない。この自然を守り抜くため訪問する側の理解や行動も必要だ。量より質への転換など持続可能な経済活動の在り方が求められる。


うむ~ 
個人的には 喜んで良いのか?
わかりませんw