2020年11月7日

低スペックのノートパソコンを活用しよう! クロームブック化

この記事では オープンソース版のChromium OSをベースとしたcloudreadyを使ってクロームブック化する方法など書いてます。

お手元の古いパソコン・低スペックのパソコンの処分に困っている貴方!
そのPCをクロームブック化して活用しましょう!
(一部修正し更新しました)

Chromebookの特徴

・低スペックPCでもOK!
・起動が早い!
・ブラウザChromeで作動するものは概ねOK!


*基本データはクラウドを用いたオンライン管理

かなり古くて低スペックのPCの場合 フルHDなYouTube動画だと再生が安定しない場合がありますが、サブ機としては十分に働いてくれます。

ある程度 PC使用目的を絞り込んでいれば、ストレス少な目のPCライフを送れます

主な使用目的:あくまでもネットサーフィン(死語?)や文書作成、メール・SNSなどが主になると思います。

廃棄するしかないと思っていたPCが復活します。
古いノートPCの処分に困っていたら、CloudReady(クロームブック化)は有益です

ただ、、、、使用機種によっては クロームブック化が難しい場合があります。
頑張ってインストールしても良し、軽量Linuxに変更しても良し!まずはチャレンジです!


オフラインでもクロームブックはそこそこ使える



動画再生・音楽再生は可能!


ローカルフォルダやUSBメモリにある動画・音楽は再生可能
古いパソコンでも 無駄に(笑)数十GB程度は空いているので 移動中や出先で映画など観る位は大丈夫です

画像編集も可能!

リサイズ・トリミング・コントラスト調整など簡単な編集は可能
(低スペックすぎるPCの場合は微妙

メモ帳を使う

テキストエディタ「Text」はオフライン動作可能
ファイルはローカルかGoogle Driveに保存します
*Google Driveに保存した場合はオンラインになった時に自動で同期します

Chromebookの特徴プチまとめ

・低スペックPCでもOK!
→2007年以前のCPUでは、良好な動作を保証しない
・起動が早い!
・ブラウザChromeで作動するものは概ねOK!
・Androidアプリも動く可能性がある!
・オフラインでも使える!
*基本データはクラウドを用いたオンライン管理


(私の環境での)ChromeOS使用感

今回ChromeBook化したPCの概要

Lenovo V310-14ISK
・CPU:Celeron Dual-Core 3855U(Skylake) 1.6GHz 2コア
・HDD:500GB
・メモリ容量:4GB
・OS:Windows 10 Home(購入時)

2016年 使用中のノートPCが不調の為 至急でノートパソコンが必要になったので「即納で格安」のこのPCを購入

当PCは それなりに軽量化したwin10でも 使用には忍耐が必要なほどのモッサリ感があり 緊急使用後は、ほぼ使わない状況が続いた

昨年 linux「ペパーミント」をインストール
調べもの(=ネット検索)用PCとしてたまに使用していた、サクサク感は無いが特にストレスなく使用していた。 

しかし 
ネットメインなら クロームブック化した方がメンテ等も楽では?と思い Lenovo V310-14ISKをクロームブック化した。

cloudreadyの使用感

windows10使用時のような「モッサリ感」は無く
linux Peppermintと同等かそれ以上に動きます。

また シャットダウン時間が非常に短いのもポイントが高いです

因みに 起動時間は
windows10:約2分20秒
linux Peppermint:約1分(有線LAN時)
Chrome:約50秒 (有線LAN時)

起動がlinux Peppermintより若干早くなった(誤差レベルかもしれないけど)

注意:ユーザーがアクセス(データ等の保存・書き換え)可能なフォルダーが、ローカルのダウンロードフォルダーとのGoogleドライブ(オンライン)とUSBメモリのみに限定されていますです。

プリンタの使用
ローカルネットワーク内にあるプリンター使用可能です。細かい設定はできません。
USB接続プリンターも使用可能らしい
*あくまでもサブ機なんで問題ないと考えてます。

では 本題へ

古いWindowsパソコンをChromebook化する方法

インストール手順 流れは下記
この頁では、ChromeOS=CloudReady同義です。


1.ChromeOSインストール用USBメモリからインストール

準備するもの 
8GB又は16GBのUSBメモリ(私は容量32GBのUSBメモリで成功)だけです。
まず
https://www.neverware.com/freedownload#intro-text
にアクセスして

Windows 7 以降のPCでインストールメディアを作成する場合は
DOWNLOAD USB MAKER」 をクリックしダウンロードします。

インストール用USBをPCに差し込みダウンロードした「cloudready-usb-maker.exe」を実行すると ChromeOSインストール用USBが作成されます

後は cloudready-usb-makerの指示に従い進めて下さい

自動的にイメージファイルのダウンロードとUSBメモリへの書き込みが行われます。
環境にもよりますが インストール用USBの作成には20-30分程度かかるので 余裕をもって待ちましょう。
最後は「Finish」を押して終了 

*私の場合 右下の「Finish」 Fがアンダーバー _ で Eに見えてしまい Einish ??? と10秒ほど悩んでしまいました。疲れてるのかな?






2.インストール用USBでChromeOSをPCにインストール


作成したUSBメモリをPCに差し込みます。
起動時にUSBメモリからブートする必要があるので BIOSで設定してください
*LenovoV310の場合は Fn+F2連打!

USBメモリからのブートすると初期セットアップが始まります。
確実に画面左下の地球儀マークをクリックし日本語に設定して下さい

ネットワーク設定
wifiでもOKですが 私は有線LANを環境でインストールしました。

PC環境によってはLinuxのインストールでもWifiの設定で悩む場合がありますので 特に理由が無い限りとりあえずインストール時は有線で繋いだ方が安心です。 


Googleアカウントでのログインして終了
メールアドレスを入力後パスワード入力して完了です。

以下おまけ--

日本語設定せずに進めて面倒なことになった

後で日本語に変更すれば良いと思い、最初の言語設定せず進んだので苦労しました

最後に Googleアカウントでのログインが必要ですが、、
メルアド入力時に@が入力できないのです。

@マークが打てない!!!
原因はキーボードを日本語キーボードではなく英語キーボードと認識された為

解決方法は「シフトキー」を押しながら「2」を押しと@は入力できます。
以前に同じような事で失敗したのになぁ、、(反省) 


USBでインストール完了後 日本語へ変更します

デスクトップ右下のステータスバー右下の時間が表示されている箇所をクリック

歯車マークをクリック

Language を選択し 日本語を見つけ選択。
日本語の横にあるアイコン(・が縦に3つ並んだやつ)で設定
ここで優先順位を上げる、システムのテキストを日本語で表示するようする。

再起動
次回ログインすると、日本語が使えます

おまけ ここまで--


現在の状況は USBから起動したLIVE状態なので、PCにインストールします

動作確認など行ってみて特に不具合など無い時に、PCを完全にChromebook化させたい場合は PC(ディスク=HDD又はSSD)にインストールします。

USBメモリを挿入せず起動することが可能になります。

デスクトップ右下の時間が表示されている箇所をクリック
メニューを表示

InstallOSをクリック

インストールが無事に完了すると、PCが自動的にシャットダウンされます
起動用USBメモリを外してPCを起動して下さい
無事起動できたら完了です。

*再起動後に初期設定を再度実施する必要があります(めんどくさい)

注意:CloudReadyをPCにインストールすると、PCに保存されている既存のデータはすべて削除されます。

因みに windows或いはlinuxとのデュアルブートはできません
(かなりの裏技・小技を使えば可能なのかもしれないけど)


最後に
お手元の 古いノートパソコンを再活用したい方に ChromeBook化 はお勧めです。

必要なストレージの容量は 16GB以上なので HDDを安くなった128GB・64GB程度のSSDに換装して使用してみるのも良いかもしれません!