2021年1月18日

写真データを安全に保存 自作PCでRAID環境を作る windows10

 どうも 散歩週末素人カメラマンです。

写真はあいかわらず下手なんですが、写真のデータはそれなりに溜まってきます。

素人ですが 撮影した写真データが消えるととても悲しいです。

っという事で

なるべく安全になるべく安価に写真データを保存する方法を色々考えました。


とりあえず

外付けケースでミラーリングで保存

NAS(ネットワークHDD)で保存

クラウドで保存

PC内にRAID1で保存する

の4つの方法が一般的でしょうか??



外付けケースでミラーリング(RAID1)で保存する

まず最初に考えたのが

USB接続の外付けHDDケースでHDD2台を使うRAID1で保存する方法 でした。


RAID1(ミラーリング)とは?

2台以上のHDDに同じデータを書き込んで、データの安全性を確保する方法。

1台(あるいは2台)のHDDが故障して壊れたHDDのみを交換することでRAIDを再構築(リビルド)で復旧できる


外付けHDDケース(価格:数千円~1万円数千円)
HDD2台
を準備すれば、簡単にHDD2台でRAID1が構築できる、簡単だし予算的にも想定内

そこで 評判が良い外付けHDDケースを探していたのですが、

某口コミサイトや某ショッピングサイトを徘徊していると

要旨:RAID自体(コントローラまたはコントローラハブ)が壊れてしまった時にすべてのデータを失うおそれがある

という書き込みがあった、、、、

外付けHDDケースの場合 HDDの故障以外にもRAID自体の故障もあるわけだ、、、

ちょっと不安


NAS(ネットワークHDD)で保存

NASとは、ネットワーク(LAN)上に接続することができるハードディスクで事で

NAS(Network Attached Storage=ナス)と呼ばれてます

NASケース(価格:1万円数千円~)とやや高価ながら複数のPCなどで利用可能で便利!

しかし 結局 

ざっくり言えば NASはLANで繋がった多機能外付けHDDケースでありの外付けHDDケースと同じ不安が残ります。


クラウドで保存 や オンラインストレージサービス

これはデータ保管にプロの管理があり データ紛失には心強いのですが、、いかんせん ネット回線の速度が遅く アップやダウンロードに時間がかかる
(時間がかかるので めんどくさくなり→バックアック頻度下がる)
。。。どうなんだろう?



PC内にRAID1で保存する

検討して 私にはこれが最適なのかもしれないと 色々ねっと徘徊し調べてみると

某社の安いRAID1 HDDケースがよく壊れてRAWディスクになるので、自作PCでRAID1を組んでNASにすることにしました


っという動画を発見
 

この動画のコメント欄に

Windows10 ProでNASだと、ハードが壊れてもデータ用ストレージが無事だと適当なハードはすぐ手に入る利点がありますよね。 10GビットLANの組み込みも安くできるし、大量クライアントからの同時アクセスでも問題なさそう。 専用NASだと、入れ物側がトラブルとそうはいかない。
っとあった 私が求めているものです!!
まぁ 常用するPCでRAIDを組むので NAS化はしませんが
やろうとしている事は同じなので とても参考になりました


自作PCでRAID化へ


私のPCは自作機でして ハード構成を変更するのは容易なので早速やってみます
【現状の環境】
sata0:HDD C、Dドライブに分けて Cはシステム Dはデータ用
sata1:SSD Eドライブ  動画・写真RAW現像ソフト専用
sata2:DVDドライブ
sata3:HDD Fドライブ データバックアップ用
で運用
写真・動画のデータは 2か所で保管(D→Fに手動バックアップ)

【新規環境】
sata2:DVDドライブ sata3:HDDを外し
sata2とsata3にHDDを積んで RAID1で運用

写真・動画のデータは 3か所で保管する事になる

手順については上記の動画でわかると思いますので 細かいことは書きませんが 少しだけ参考になるかもしれない事

追加するHDDに 
CrystalDiskInfoなどで 故障を発見して取り外し際に間違わない様に
シリアルナンバーの末尾二桁をHDDに張った!




追加したのは手持ちの WD5000LPVX
WESTERN DIGITAL 2.5インチHDD 500GB
 SATA6.0Gb/s 5400rpm 8MB  

早速 CrystalDiskMarkで転送速度を調べた

まずは RAID化す前の各ドライブの速度


HDD A

[Read]

Sequential 1MiB (Q=  8, T= 1):   116.103 MB/s [    110.7 IOPS] < 71739.53 us>

Sequential 1MiB (Q=  1, T= 1):   114.796 MB/s [    109.5 IOPS] <  9115.79 us>

Random 4KiB (Q= 32, T=16):     1.355 MB/s [    330.8 IOPS] <542984.50 us>

 Random 4KiB (Q=  1, T= 1):     0.540 MB/s [    131.8 IOPS] <  7578.85 us>

[Write]

Sequential 1MiB (Q=  8, T= 1):   114.348 MB/s [    109.1 IOPS] < 72675.59 us>

Sequential 1MiB (Q=  1, T= 1):   113.457 MB/s [    108.2 IOPS] <  9226.33 us>

Random 4KiB (Q= 32, T=16):     1.573 MB/s [    384.0 IOPS] <518674.03 us>

Random 4KiB (Q=  1, T= 1):     1.586 MB/s [    387.2 IOPS] <  2568.12 us>


HDD B

[Read]

Sequential 1MiB (Q=  8, T= 1):   115.457 MB/s [    110.1 IOPS] < 72072.18 us>

Sequential 1MiB (Q=  1, T= 1):   113.995 MB/s [    108.7 IOPS] <  9193.78 us>

Random 4KiB (Q= 32, T=16):     1.298 MB/s [    316.9 IOPS] <558872.64 us>

Random 4KiB (Q=  1, T= 1):     0.533 MB/s [    130.1 IOPS] <  7669.40 us>

[Write]

Sequential 1MiB (Q=  8, T= 1):   113.692 MB/s [    108.4 IOPS] < 73112.23 us>

Sequential 1MiB (Q=  1, T= 1):   114.577 MB/s [    109.3 IOPS] <  9143.48 us>

Random 4KiB (Q= 32, T=16):     1.440 MB/s [    351.6 IOPS] <546564.43 us>

Random 4KiB (Q=  1, T= 1):     1.542 MB/s [    376.5 IOPS] <  2629.39 us>


RAID1構築後


[Read]の Random 4KiB(ランダムアクセス、シングルキュー&シングルスレッド、ブロックサイズ4KiB) が1/3程度に落ち込んでますが
まぁ データ保管用なんでその辺りはきにしていません

それ以外は 思った以上に検討しているようで安心です。


テストで50GB程度のデータ(主に写真のRAWデータ)をDドライブからコピペしてみましたが快適です。


まとめ

OSがwindows10pro で HDD(SSD)の取り付けスペースが確保できるなら
常用PCでRAID1を組んだ方が 安価にバックアップ環境が構築できる


因みに今回 手持ちのHDDを使用したので 追加予算無
2.5インチHDDの方が 3.5インチHDDより 
消費電力が少ない 静穏という利点がありますので 今回2.5インチHDDを使用しました

(まぁ 手元にあったから 、、というのが最大の理由ですけど)