2018年11月9日

ちょい古めのPCが速くなるかも?ReadyBoostを試してみよう!

まず最初に

ReadyBoostとは

ReadyBoostはWindowsの標準機能で、USBメモリー(SDカードやSSDでも可)をキャッシュとして利用する事によってデータの読み込みを高速化する機能です。 
SDカードやSSDでも出来ますが、USBメモリーを使用するのが一般的で現実的だと思いますので、ここではUSBメモリーを使用する前提でいきます 

ただし、ReadyBoostをしたからといって、やたら高速化する事はありません
しかし、USBメモリー(3.0)があれば気軽に試せるのでお暇ならやってみましょう!


本当に速くなるのか?


マイクロソフトの公式見解
ヒント: ReadyBoost について理解して ReadyBoost によってシステムのパフォーマンスが向上するかどうかを知る
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/ff467971.aspx
より以下抜粋

次の条件下で ReadyBoost を使用すると、パフォーマンスが大幅に向上します。
  • コンピューターのハード ディスク ドライブの速度が遅い。プライマリ ハードディスクの Windows エクスペリエンス インデックス (WEI) のサブスコアが 4.0 より低いコンピューターでは、パフォーマンスが最も大きく向上します。
  • フラッシュ記憶域の読み込みが、高速かつランダムで、非順次に行われる。順次読み込みの速度はあまり重要ではありません。
  • フラッシュ記憶域が、高速なバスで接続されている。一般的に、USB メモリ カード リーダーの速度は十分ではありません。ですが、内蔵されているメモリ カード リーダーにフラッシュ メモリを接続すると、パフォーマンスが十分に向上する場合があります。
ポイントは
プライマリ ハードディスクの Windows エクスペリエンス インデックス (WEI) のサブスコアが 4.0 より低いンピューターでは、パフォーマンスが最も大きく向上します。

逆に言えば、、
プライマリ ハードディスクのエクスペリエンス インデックス  のサブスコアが 4.0 より十分に高ければ効果なし(効果が薄い)となります

そこで ReadyBoostを試す前に、まず ご自分のPCの WEIスコアを知る必要があります

エクスペリエンス インデックスを測定する

 いくつか方法がありますが
ここでは  ExperienceIndexOK を使った方法を紹介します。

ExperienceIndexOKとは、
Windows 10 上で使えるWindows エクスペリエンスインデックスツール。
PCの CPU / メモリ / グラフィックボード / ハードディスク の性能がどの程度のものなのか、数値で分かりやすく評価してくれます。
*評価の結果をPNG 画像として出力する機能もついています
(:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore 内にXML 形式で保存される)
にアクセスして
ExperienceIndexOK.zip 64
又は
ExperienceIndexOK_Portable.zip
をダウンロードしインストールして下さい


私のPCでも測定してみました。
DELL:Inspiron 3647
CPU:Core i3-4160 @3.6Gz 
RAM:4GB
HDD:ST1000DM003 [1TB SATA600 7200]平均シークタイム:(公称)9 ms
ビデオボード:GF-GT710-E1GB/LP(増設)
日本語化するに[LNG]をクリックして日本語を選択すれば簡単に日本語化できます。



PC測定結果(スコア)

ゲーム用グラフィックのスコアは[9.9]となってます

そして
プライマリーハードディスクの
Windows エクスペリエンスインデックスコアは、
[ 5.9 ] なので、、、

私の環境では
レディーブーストによる効果は薄いと考えられます。。。



Windows エクスペリエンスインデックスコアが4.0程度以下の場合は、ReadyBoostを試してみよう!

簡単です。

ReadyBoostの設定方法

1. USBメモリーをパソコンに接続し、USBメモリーの「プロパティ」を確認。
2.「ReadyBoost」のタブを選択。( Windowsが自動でそのUSBメモリーがReadyBoostで使用出来るかどうかをテストしてくれます。 USB3.0対応のUSBメモリーであればほぼ対応しているはず)
3.USBメモリー容量が8GB以上の場合は、[exFAT]でフォーマットしましょう! 
USBは小型のものなら挿しっ放しでも邪魔にならないと思います
尚 欠点もあります

欠点

・CPUの稼働率が上がる。
・OSの起動中、起動直後、およびシャットダウン時は、ReadyBoostのキャッシング動作により、少々遅延する場合がある

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高速化の目的では無く 古くなったHDDの延命効果も若干あります
興味のある方は 一度試してください。